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予防法について

腎臓病は遺伝性の腎炎から、感染などで後天的に起こるものまでさまざまですが、早期に発見し、治療と症状を悪化させない生活を心がけることで健康な人と同じように生活することが可能です。ところが、腎臓病の中にはかなり進行するまで自覚症状が出ないものもあるため、予防がなかなか難しいのも現実です。日常生活の中で以下のようなことに気を配りつつ生活してみてはいかがでしょうか。


1.尿のチェック

・尿の色:赤褐色や茶褐色の尿は、赤血球が混じっている血尿と考えられます。白濁している尿、泡が立つ尿も要注意です。健康な尿の色は単黄色から単黄褐色といわれています。また、体内の水分量の影響で色が薄くなったり濃くなったりもするため、朝一番の尿は濃い尿が出ますし、寒い冬や水をたくさん飲んだときは無色に近い薄い尿が出ます。
・尿の臭い:鼻をつくような臭いや甘酸っぱい臭いなどは要注意。健康な尿は、用を足したばかりのときはわずかな臭いがあるのみで、ほとんど臭いがありません。
普段と違う尿が出た場合は、医療機関を受診しましょう。

2.むくみ(浮腫)のチェック

足や顔のむくみ:腎臓病になると体内の水分や塩分の調整をする働きがうまくいかなくなり、水分がたまってむくみが生じます。特に足と顔がむくみやすく、下肢がむくむと、足の甲が腫れて靴がきつくなったり、すねや足の甲を指で押すと、くぼんでなかなか元に戻りません。顔のむくみは朝、目覚めたときにできやすいのが特徴です。まぶたなど目の周りが腫れぼったくなり、小じわが目立たなくなったりします。

※そのほか、腰や背中、陰部などがむくむ場合もあります。さらに、体液が過剰になると胸水が現れ、呼吸困難を引き起こしたり、腹水で腹部が張る場合もあります。

3.背中や腰の痛み、発熱のチェック

4.血圧の管理

高血圧は腎臓病の大きな原因であると同時に、脳卒中や糖尿病などのさまざまな病気の原因にもなっています。高血圧と診断されたら、そのまま放置せずに毎日、血圧を測って自己管理していきましょう。降圧薬を服用している方は、勝手に服用をやめず、医師の指示に従ってください。

5.肥満の予防

肥満になると、腎臓に流れる血液の量が増えるため、腎臓に多くの負担がかかるようになります。また、タンパク尿が出る原因ともなります。食塩や脂質の摂りすぎに気をつけ、バランスの取れた食事を目指しましょう。

6.適度な運動

7.水分をこまめに補給

尿をつくる腎臓の負担を軽くするために水分は十分に取りましょう。暑い日や運動時は、特にこまめに水分補給をしましょう(ただし、むくみなどの症状がある場合は、医師に相談してください)。

8.感染症に注意

風邪や泌尿器の細菌感染が腎臓病の原因になることもあります。うがい、手洗いを習慣とし、毎日入浴して清潔を保ちましょう。

9.節酒、禁煙