腎友会とは

【ポイント1】 腎臓病患者の命とくらしを守ります!

腎友会の一番の願いは、腎臓病患者が安心して治療を受けられる医療制度や福祉制度をつくり、守ることです。
腎友会の歴史は、腎臓病患者の命を守る医療制度や福祉制度をつくるよう国や地方行政へはたらきかける運動から始まりました。
腎友会の活動によってこれまで患者の命を守るたくさんの制度が実現しています。

腎友会の活動で実現した医療制度・福祉制度

  • 人工腎臓療法が更生医療・育成医療の適用になり、透析治療にかかる医療費の自己負担が軽くなりました。
  • 腎移植が更生医療・育成医療の適用になりました。
  • 腎臓病患者が有料道路料金やJR・航空運賃などの割引の対象になりました。
  • 海外で受けた透析の医療費の一部が還付されるようになりました。
など

腎友会の活動によって腎臓病患者を支える制度はずいぶん出来ましたが、私たちにはまだまだ解決しなければならない問題があります。今、日本全体の医療制度や福祉制度の悪化が懸念されるだけに、悪い流れを変えるためにも日々腎友会はがんばっています。

今、透析治療の自己負担がほとんどないのは腎友会があるからです

今から数十年ほど前の日本は今のように誰もが安心して透析を受けられる状況ではありませんでした。患者を支えるための医療制度や福祉制度がなかったからです。そのような状況を変えるためにできたのが腎友会でした。

【ポイント2】 みなさんの役に立つ、頼りになる会です!

腎友会は会員にむけて身近で役に立つ活動をたくさん行っています。その一部をご紹介しましょう!

■ 情報たくさん 会報の発行
会員のみなさんには腎友会オリジナルの会報や通信が届きます。会報には医療・福祉の情報など腎臓病患者に役立つ内容がもりだくさんです。

■ 悩みに答える電話相談
腎友会では仲間の患者の療養生活での悩み事に答える電話相談を行っています。電話相談では同じ腎臓病患者の立場から一緒に問題を考えます。

■ ためになる学習会の開催
栄養士による料理講習会、医療ソーシャルワーカーによる福祉制度の学習会など、療養生活にすぐに役立つ学習会を開催しています。

■ 一人で通院できない人に 通院送迎
一人で通院することが困難な高齢の患者の送り迎えをほかの元気な患者がマイカーボランティアで支える通院送迎は、高齢患者に心強い助け合い活動です。

■ 病院や地域行政への申し入れ
病院の設備のここがもう少し良かったら、こんな福祉制度があれば…。一人では実現不可能なことも、腎友会が患者の代表として働きかけます。

活動内容は腎友会ごとにさまざまです。腎友会は医療機関または市町村・都道府県を単位に活動を行っているので、単位の大きさによって活動の規模なども異なります。

【ポイント3】 会員だけの楽しいイベントがたくさん

腎友会では、会員の親睦を深めるために運動会、バス旅行、ボウリング大会などの楽しいイベントを開催しています。
日ごろの思いを分かち合える同じ病気の仲間と触れ合うことで、治療を頑張る勇気がわいてきます。

若い世代の患者同士で交流したいという方には、青年部の交流会への参加がおすすめです。
各地域の青年層会員でつくる青年部では、青年患者を対象とした勉強会や交流会を定期的に開催するなど青年層ならではの活動を行っています。

京腎協(京都府の腎友会)主催のボウリング大会に参加した会員の声

透析を始めて3年目、腎友会の方からすすめていただいたことがきっかけで、ボウリングを始めました。腎友会のボウリング大会は今回が初参加です。同じチームの仲間の足を引っぱらないように心がけるのが精一杯で、気がつけばすでに1ゲームが終わっているような状態でしたが、同じ透析をされている仲間とスポーツをして一喜一憂し、清清しく楽しい時間を共有出来たことに心から感謝しています。
(京都腎臓病患者協議会会員 K・M)
腎友会のボウリング大会で個人優勝しました!大変光栄に思います。なぜか腎友会の大会に出るとよい成績が出るので、自分自身信じられない気持ちです。今回は妻も応援にきてきれたので、妻の前でいいところを見せることが出来、ちょっと鼻を高くして家路に着くことが出来ました。次のボウリング大会にも参加するつもりです。次回も妻のためにがんばらなくっちゃ!と思います。
(京都腎臓病患者協議会会員 K・Y)