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ホーム  > 腎臓病について  > 治療法について  > 腹膜透析  > 血液透析との併用療法について

血液透析との併用療法について

腹膜透析治療を始めてから残腎機能が低下してくると透析不足になり、過剰な塩分・水分や老廃物が体の中に溜まってしまうため、腹膜透析の除去効率を上げていく必要があります。この対策のひとつとして、腹膜透析(PD)+血液透析(HD)併用療法があります。併用療法は、一般的には腹膜透析を週に5回行って、血液透析を週1回、残りの1日は何もしないという方法です。

この療法は、腹膜機能検査と毒素の除去効率を調べ、患者の腹膜の状態や生活リズムに合わせて提案されることが多いです。血液透析の併用回数は、週1回のパターンだけでなく、2週に1回や週に2回以上など人によって異なります。併用療法では、血液透析の日と何もしない日はお腹に透析液をためないので腹膜の休息につながり、腹膜の機能保護の点でも期待されています。
併用療法で注意が必要なのは、血液透析によって水分管理が軌道に乗ると腹膜の劣化が見逃される場合があることです。いつまで腹膜透析を継続するかは、医師とよく話し合っていく必要があります。